ダメ人間の社会憂鬱

2浪志望校落ち、就活100社落ち、そんな私の掃き溜め生活

渡部建の不倫も阿呆だが、「騒ぐやつらもまた阿呆」

 

 

 

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お笑い芸人・アンジャッシュ渡部建さんの不倫が話題となった。

 

メディアでの報道に加え

TwitterなどのSNSでは彼を非難する声が多くみられる

 

無論彼のやったことは社会通念上よくない、こととされる

彼を非難する声、話題にあげる声もよくわかる。

 

しかし私が甚だ気色悪く感じるのは

渡部建を叩く(非難する)ことは民意である

と言わんばかりの勢いや結束力である。

 

今回はそれについて思うことをつらつらと記述する。

 

記事を読むにあたり

記事は私個人の感じる気持ち悪さについて語るだけであって、

正しさもなにもなく

噂や出来事の真偽を定めるわけでもないことにご留意ください。

 

 

 

 

 

 

 

主張

記事を読んでいただくにあたって

まずは私の立場を明らかにしておく必要がある。

 

 

 なんだったらここだけ読んで帰っていただいてかまわない

 

簡単な話

「一般ピーポーである私達に語れることはない」

「身内の話題にするのは自由だが、SNS上は私達の身内ではない」

あと「ごちゃごちゃうるせえ」

ということである。

 

当然、SNSは多くの人が利用しているサービスであり

全員が全員に私の見解があてはまるわけではない。

 

しかし、あてはまるような発言に何万も「いいね」がついているのを見ると

このような感覚がまかり通っていいのかと今一度問いたい。

 

 

 

 

 

 

 

誹謗中傷、「悪役」はダメだが「悪人」はいいのか

 

 

近頃は「誹謗中傷」ということばがトレンド化している

女子プロレスラー木村花さんが亡くなったことにより

匿名での誹謗中傷を問題視する声は大きくなった。

 

木村花さんは男女複数名の恋愛ドキュメンタリー番組に出演

そのなかでの一幕がきっかけでSNSで非難(いわゆる炎上)された

SNS上での暴言や中傷的なことばは長い期間続き

ついには自らの命を断ってしまった。

 

メディアでも大きく取り上げられたのに加え

SNS上では「自分たちの住処、気軽な場」で他人が亡くなったこと

多大の反響を呼んだ

 

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さて、今回の渡部の不倫騒動もSNS上では大きな盛り上がりを見せている。

なかには「過ぎたことば」や「根拠なきレッテル張り」など

誹謗中傷に当てはまりそうなものも散見される。

 

つい先日まで木村花さんの話題が上がっていたというのに

なぜ同じようなことを繰り返しているのか。

 

一連を支持しているのは

「今回問題を起こした渡部建さんは加害者である」

ことである。

 

木村花さんの件と照らし合わせると

「番組の構成上悪役だった」木村花さん

「不倫という不祥事を起こした悪人である」渡部建さん

という認識が浮かび上がってくる。

 

しかし、ここで考えていただきたいのは

渡部さんが不祥事を起こしたことと、

悪口をいっていいことは結びつかない点である

 

私は悪いことをしてもいい

なぜならあいつは悪いやつだから

私は加害者になっていい

なぜならあいつは加害者だから

 

こんな精神が大手を振っているように見えてならない。

 

 

 

 

 

 

 

対象が不在の「ブス論法」

上記の精神とは別に

「誰に対していっているのかわからない」

「主語やら、なにからなにまで極端」

な論法があたかも正解のように発信するやつと

それを好むやつらがいる

 

私はそれらを「ブス論法」とでも呼ぶことにする。

例と共に理由を挙げてみよう。

 

たとえばこんな論調である。

渡部建は顔もよくない非モテだったので

佐々木希みたいな美人な奥さんを貰って勘違いして不倫した」

 

佐々木希さんが渡部を選んだのに非モテなんて羨ましい限り。

また渡部建さんの不倫も酷いものだが

それが発覚してからモテなかったから~などの

根拠無き想像とともに悪口を垂れ流している。

 

 

たちが悪いのはこれをさらに拡大させたもので

渡部建さんの部分を非モテ男性に置き換えた論調も存在する

非モテのブサイクは浮気する、

イケメンで(私の考える)かっこいい人は浮気もしないし尽くしてくれる」

 

こういった話は大変ウケる

大抵、アニメ調子のイケメン像が出され、線の薄いマンガや画像と一緒に出回る。

過大な妄想に過ぎないことを信じ込んでいそうで単純に怖い。

 

 

他にも、不倫という行いは2人以上でしかできないところを

渡部建さんにのみ偏った論調だ。

「渡部は自分がモテると考えているようだが

本来のお前はモテやしないブスだ。それでも女が寄ってくるのは

佐々木希の旦那』という立場によるところだ。

佐々木希の旦那と会う私素敵♥』と思われていることに気づけ」

 

いや気づいてくれ、不倫した女にもよほど問題があるだろう。

渡部建さんは確かに佐々木希さんとご結婚されている。

そんなこと知らない人間がいるのだろうか?

この論調では

拡大された論調×拡大された想像で地獄の沙汰ではないか。

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3つほど見かけた事例をみてみた。

大体女性→男性に向けての発言が多い(不倫の被害者は佐々木希さんで女性のため

しかし、こうした発言は過大な想像などによって担保されている

そんな「論としてブサイク」なブス論法に陥ってしまってる人が存在する。

 

自分の発言がなにによって担保されているのか

これらのような論調を確信してしまっていないか

そうした視点が求められる。

 

最後に、ブス論法で男性→女性な例を作ってみよう。

 

渡部建さんという阿呆な男性1人に対し

佐々木希の旦那」と「お金」という2要素で非モテな渡部と関係をもつ。

そんな阿呆な不倫相手が7人もいる? 

女性ってやっぱり承認欲求やお金で考えなくなるバカな生き物なんですね(極端)

しかも大体こういう女性ってこれまでの人生男性経験少なくて

「モテない私があの佐々木希の旦那を食ってる」てことで気持ちよくなってる。(過大な妄想)

 

 

 

 

 

 

 

個人的な問題に首を突っ込みたがる愚考

 

まあ、結局はここですよ。

 

渡部建さんは確かに不倫をした。それは社会通念上悪いことです。

ただ、その社会通念って私達が勝手に作った常識なだけですよ。

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形式だとか役割だとか認識だとか

あくまで「個人のちょっと多いあつまり」で決めたものです。

なぜちょっと多い人たちの考えを「総意」のようにみなし

それによって「個人」を攻撃するのか、私には理解できません。

 

という話を友人にしたら

「不貞行為というのは民事で正当な離婚の原因になるから」

という返答をもらいました。

 

確かに、渡部建さん佐々木希さん夫妻は離婚するかもしれません。

 

ただし、それを決めるのは私達じゃなくてお二人ですよ。

離婚する理由になることが私たちが「個人」を攻撃する免罪符になりますか?

そんな簡単なことも忘れてしまった人たちがSNS上で大きな声を出している。

 

 

 

 

 

 

 

おわり

 

ちなみに内定なし夫は渡部さんに寄ったツイートをしています。

 

 

男性(少なくとも内定なし夫は)バカです。

なし夫の感性は「自分が一番なら他はいいかな」と少しおかしいです

「性交目的の浮気」はまあ浮気としては許せます(その分なし夫にも何かしてくれとは思う)

「chinchin不在の浮気」はもう「性を埋めるだけの別の気持ちがある」から浮気としても許せない

みたいな頭可笑しい人間がこの記事を書きました。

 

 

 

最後に

 

SNSって怖いから

自分を見失わないようにこころがけましょう

 

バカの相手をしてるのがバカだったら上手く行くわけ無いですよね。

だって世の中はバカが理性的な人たちに許されて回っているのだから。

 

私は現状バカですが、少しずつでも許す側に近づいて行きたいです。